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知ってはいけないNO2

これは医療ジャーナリスト,船瀬俊介氏の著書『知ってはいけない』を転載したものです。
健康問題を考える上で参考になることがたくさん書かれておりますので、少しずつ紹介をいたします。

 NO2 クリーニング”やけど”

   【赤く腫れ水泡ができ入院】
”化学やけど”とは化学薬品で火傷症状を起こすことです。
  なんとクリーニングに出した衣類を着て、この”化学やけど”被害が多発しているのです。
衣類に残留したクリーニング溶剤による被害は174件、国民生活センターに寄せられています。 そのうち129件(74%)は、”化学やけど”でした。 ”化学やけど”とは、酸やアルカリなどの刺激薬剤が皮膚に付いたり、触れたりしたときに発生します。
 薬剤が皮膚の細胞を侵すことによって起こる火傷症状で、医学的には”薬傷”とよばれます。

 ▼クリーニングに出した合成皮革のズボンをはいて一泊旅行に。
両足の太ももがチカチカして赤く腫れ、水泡ができた。帰宅して”化学やけど”と判明し入院した。(30歳代女性)

 ▼ドライクリーニングに出したスキー用手袋を使用したら、手が痛くなり皮膚がかぶれた。すぐ手を洗ったが10日後も赤くなり、ときどき痒い。()20歳代女性)

 ●『皮膚移植手術』を受けた例
”化学やけど”129件中、最多は ①1~2週間治療が必要32件(25%)
②1ヶ月以上治療 30件(23%) ③3週間~1ヶ月 28件(22%)・・・・・・

たかがクリーニング被害と思えぬ重症です。入院治療4名のうち1名は(皮膚移植手術)を受けています。『シミ、傷跡がなかなか消えない』という苦情もあります。

 ●被害9割は皮革製品に集中
”化学やけど”被害がもっとも多発しているのがズボン(120件、うち合成皮革86件と最多) スカート被害(10件)中5件がやはり合成皮革。被害全体の9割を占めます。
合成皮革製品のドライ・クリーニングは要注意です。
衣類に(洗濯取り扱い)絵表示だ(ドライ、石油系)とあると、指示どおりドライ・クリーニングにだしてしまいます。水洗いが出来るのに(ドライ表示)があるのも問題。
(石油系溶剤は、皮膚を通過しやすく、その下の組織に損傷を与え、一次刺激性接触皮膚炎を起こすという。 『くらしの危険』NO232)

 症状は・・・① ヒリヒリ感  ② 肌が赤くなる ③ 腫れあがる ④ 水ぶくれ ⑤ やけど症状(2度) ⑥ 治療後も色素沈着・・・・

 ※ 火傷は、1度から3度までに分類されます。 2度の症状は(皮膚の下の真皮まで傷つき、水泡ができて激しい痛みがある)『くらしの危険、の232』

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